生け花も、数学も、森羅万象をなぞる学問

1024 593 Yuramaki

森羅万象。

生々流転。

そこには、軽やかに形を変えて巡る
愛のエネルギーが生きている。

風も、太陽も、水も、木も、動物も。
全ては形を変えたエネルギー。

 

今携わっているお仕事のコンセプトを練っていて。
2年前に立ち寄った、
花器のお店でのやり取りを思い出した。

生け花がなぜ「生け」なのか?

それは、いきている美しさ・・・

野山で見、美しいと感じた

自然の環を手元に生けるものだから。

 

生け花にもともとは、剣山なんてなくて。
手元にあるもの、たとえば
川辺で拾った石に、手折った枝花を挟み
床に対して白銀比に挿す。

それだけでいい。

とてもシンプルなのだ。

でも、哲学的にゆくと、
とても奥深く宇宙が広がっている。

まるで数学のように
「自然」を別の言語で表そうと
なぞっている。

山が水を巡らせ、命を循環する様を。

 

だから、華道のお道具は

大地が「台」としてあり、
大地の土から成る金属で花器を作る・・・

金属は冷えて大気から水を呼び、

露に種が芽吹き、

生い茂る緑から出ずる花は、

やがて咲き、枯れ落ち、土へと還る。

土はまた水を呼び、

命は形を変えまた巡る。

 

この循環を生かすから
台の上の金物の器に、剣山などの刃、
不自然なもの=自然の流れを「断つ」ものは
できるだけ使わず生けることが喜ばしい。
これが、陰陽五行も交えた、華道の考え方。

 

—と、それが2年前。

たまたま散歩の途中で立ち寄った花器のお店でうかがったのですが、高校の時に習った生け花のよくわからなさがひっくりかえりました

生け花って、こんなに壮大だなんて。

今だから理解できること。
嬉しくもあり感慨深い出会いでした。

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